レコーディング初心者に最適!ZOOM
HD16CD
ここでは、最強MTRであるZOOM
HD16CDについての解説をしましょう
MTR(エム・ティー・アール)って?という場合は、まずこちらの図解をチェックしてみてください。
簡単に言えば、MTRとは、レコーディング機材です。
MTR=マルチ・トラック・レコーダー。
そのレコーディング機材の中でも、レコーディング初心者に最適な、いや最強なMTR。
それが、ZOOM社のHD16CDという機材です(公式ホームページはこちらになります)。
なぜ、このHD16CDが最強かと言うと、
レコーディングを単体でも完結でき、さらに、パソコンでも完結できる!
からです。
パソコンでレコーディングすることを、
DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)とか、
DTM(デスク・トップ・ミュージック)とか言います。
が、私はパソコンでレコーディングするよりも、まずはMTRというレコーディング専用機材を使って
レコーディングすることを、初心者にオススメします。
なぜなら、操作が単純で分かりやすいからです。
パソコンでレコーディングするのも面白いですが、初心者のうちは、おそらく操作に戸惑い、
またパソコンの知識(操作、ソフトの相性、オーディオ・インターフェイス)などもある程度必要です。
なので、まさに”レコーディングのためだけに作られた”というMTRを使うことをオススメするわけです。
MTRで録音する場合、MTRにギターなどを挿して、録音ボタンを押すだけ!と簡単ですから。
しかし。
レコーディング初心者でも簡単に使えるMTRですが、1つデメリットがあります。
それは、画面が小さいということです。
ZOOM HD16CDの画面は、
この□で囲った部分になります。
画面が小さいと、録音したものを編集するときなどにちょっと不便ですよね?
ケータイ電話のような画面の大きさで作業するのは、ちょっとストレスです。
でも、このHD16CDは、HD16CD本体でレコーディングし、編集はパソコンでできる!
というスグレモノです。
例えば、
@まず、HD16CDにギターを接続し、録音します。
A次に、MTRとパソコンを接続し、録音データをパソコンに移動させます。
Bそして、大きなパソコン画面を見ながら編集し、作品を完成!
もちろん、パソコンを使わずに、HD16CD本体だけでも曲を完成させることができます。
MTRは色々な機種がありますが、HD16CDなら、本体だけでレコーディングを完結でき、
また、必要に応じてパソコンでの編集も簡単!というわけですね。
通常、自分が録音した音をそのまま使うことは少なく、
何らかの編集であったり、加工であったりを加えます。
普通のMTRは、そのMTR内で編集作業をすることになるので、画面が小さくて使いづらい。
HD16CDは、その部分を見事に解決しているわけです。
また、レコーディング作業に慣れてくるにつれ、MTRではなくパソコン・レコーディングをしたくなった
時に、HD16CDなら、また新しく作曲ソフトなどを買う必要がありません。
なぜなら、HD16CDには、最初からCubaseという作曲ソフトのようなものが付属している
からです。
このCubase(キューベース)というソフトは、パソコンでレコーディングするときの、
音楽制作の定番ソフトの1つです。
つまり、前回お話したように、レコーディングの方法としてパソコンかMTRかの2択がある
わけですが、
ZOOM社のHD16CDを買えば、ソフトもついてきて、パソコンでもMTRでも両方でできる!
というスグレモノなわけですね。
・レコーディング初心者のうちは、HD16CD本体だけで簡単にレコーディング。
・作業に慣れてきたら、パソコンと連動させてDAW。
というように、あなたの制作レベルに合わせた設計になっています。
※DAWとは、パソコンでレコーディングすることだと思ってください。
まさに、MTRとDAWのイイトコどり!それが、HD16CD!
それでは、このHD16CDについて、もう少し詳しくみていきましょう
レコーディング機材であるMTRを選ぶときのポイントとして、まず、
何トラック重ねて録音できるのか?ということが挙げられます。
このイラストのように、トラック数とは、録音できる楽器の数です。
トラック数が多いほど、どんどん重ねて録音できますから、多ければ多いほど便利ですよね。
HD16CDは、その名前の通り、16トラックを重ねて録音できます。
つまり、例えば、
トラック1:ギター1
トラック2:ギター2
トラック3:ギター3
トラック4:ベース
トラック5:ドラム1
トラック6:ドラム2
トラック7:ボーカル1
トラック8:コーラス1
トラック9:コーラス2
のように、16トラックも録音できます。
これは、普通のレコーディングなら、十分な数でしょう。
次にHD16CDで録音できる音質ですが、HD16CDは、16bit /
44.1kHz
サンプリングです。
といっても、何のこと?という感じですよね(笑)。
これは要するに、普通に売っている音楽CDと同じ音質レベルで録音できる!
と思ってください。
16bit / 44.1kHzという数字が音質レベルを表現しているわけですが、
16bit /
44.1kHzというレベルは、普通の音楽CDが採用している音質レベルで、
この数字が下がるほど、音質が低くなります。
例えば、8bit /
32kHzという場合は、普通の音楽CDの半分以下の音質、というイメージですね。
8bit /
32kHzの機材なら、普通の音楽CDの半分以下の音質で録音、という感じです。
まぁ、すぐに覚える必要は全然ありません(笑)。
16bit / 44.1kHzという数字が基準で、16bit /
44.1kHzなら普通に売っている音楽CD
と同じ音質レベルで録音できる
とだけ覚えておきましょう。
つまりは、音質的にはプロ・レベルで録音!できる、ということですね!
自宅で、一般のCDと同じクオリティで録音できる時代ですから、デジタル技術の進歩は素晴らしい(笑)。
ここまでをまとめると、レコーディング機材であるMTRを選ぶポイントは、
▼いくつのトラックを録音できるのか?
▼録音できる音質は?
ということでした。
そして、HD16CDの場合は、
16トラックも録音でき、録音できる音質は、普通のCDレベル!
ということです。
さらに、HD16CDには、ドラムマシンやベースマシンもついています。
こういう↑パッド(ボタン)のようなものが、本体の右上にあります。
これらのボタンを押すと、ボンボンというベースの音や、ドカドカというドラムの音が出る機能です。
つまり、あなたがベースやドラムという楽器を実際に持っていなくても、これらのボタンを
曲に合わせてたたいていくだけで、曲にベースの音やドラムの音を追加できる
というわけです。
※参考:ドラムマシンを動画で解説!
このサイト【3分ギター】を見ているということは、あなたはギターは持っていると思うので、
例えば、
トラック1:にギター(を弾いて録音し)
トラック2:にベース(をボタンで録音し)
トラック3:にドラム(をボタンで録音し)
…という感じで曲作りができます。
つまり、あなたは「ギターとボーカルだけの曲」以上の曲が作れるわけです。
もちろん、ボタンがあっても、「どうやってたたくの?」という部分が分かって居なければ、
つまり、ベースの基本やドラムの基本がわかっていなければなりません。
(ベースやドラムの基本を知らないと、ボタンの押しようがないですよね)
ですので、当サイト【3分ギタードットコム】では、ギターだけじゃなく、
ベースやドラムについても解説しているわけですね。
ベースやドラムが!を参照
ともあれ、HD16CDには、ベースやドラムの音が出せる機能がある、ということです。
そして、HD16CDのCDという名前の通り、最終的に録音した曲をCDに焼いて完成できます。
HD16CDには、CDを焼く装置も付いているので、録音して編集して、
高音質のままCDに落とせるわけです。
もちろん、前述の通り、録音したデータをまずパソコンに移動させて、パソコンの方で編集し、
その後、パソコンでCDを焼くこともできます。
たいていのパソコンには、CDを焼く機能がありますから、パソコン内で編集して、
そして、パソコンでCDに焼く。
そんなこともできるわけです
もちろん、最終的に完成したCDは、コンポなどで普通に聞けるようになります。
他にも、HD16CDはシンプルなデザイン・操作性や、80GBという大量のハードディスクを内蔵して
いたり、エフェクター(ギターの音を加工したりする機能)も充実していたり、パソコンとはUSBケーブルでつなぐだけという簡単さであったりと、レコーディング初心者から、中級者まで使える機材です。
私自身も数々のMTRを見て、また数々のMTRを実際に使ってきましたが、
この機種はちょっと衝撃的でした。
「え!?こんなにたくさんの機能が1台で!?スゴイ!」という感じで(年齢を感じますね笑)。
以上、ZOOM社のHD16CDの特徴をまとめると、
▼そもそもパソコンとMTRの両方のメリットを生かした作り!
▼本体だけでもレコーディングを完結でき、状況に応じてパソコンと組み合わせても完結できる
▼録音できるトラックは16トラックという多さ!
▼録音できる音質も一般の音楽CDレベル!16bit/44.1kHz
▼リズムマシンが付属して、ドラム音やベース音も出せて、ギターさえあれば色んな曲作り!
▼本体だけで最終的にCDを焼ける
▼本体に80GBの保存容量があるので、大量の音楽データを保存するのも大丈夫!
▼内蔵エフェクターも充実していていろんな加工ができる!
▼作曲ソフト(Cubase)が付属しているので、パソコン・レコーディングの入門にも使える!
▼そして、シンプルな操作!MTRにギターをさすだけでカンタンに録音!
ということです。
私の周りのレコーディング初心者にも、たいていこのHD16CDを勧めています。
この機材をスタジオに持ち込めば、バンドの一発録り(いっぱつどり)でも使えますしね。
※一発録り(いっぱつどり)とは…バンドのメンバーで「せ〜の!」で録音すること。
通常は、ドラムを録音し、そのドラム音を聞きながらベースを録音し、ギターを録音し、ボーカルを
録音し…と作業していくが、全メンバーで一斉に録音することを「一録り」と言う。
「私は癒し系音楽、アコギとボーカルだけなので、16トラックもいらない」という場合には、
録音できるトラック数が半分のHD8(トラック数が8つ)をオススメしています。
MTRには、機種によって色んなトラック数がありますが、たいていは
4トラック、8トラック、12トラック、16トラック、24トラック、32トラックなどです。
通常のレコーディングであれば16トラックもあれば十分です
もしあなたが歌とギターだけの曲を作る場合でも、最低8トラックはあったほうがいいでしょう。
歌で1トラック使い、ギターで1トラックを使い、合計2トラックしか使わないような気がしますが、
コーラスや、2本目3本目のギターを重ねたいような時が、きっとやってきます。
その時に、その機種が4トラック仕様なら、また買いなおさなければなりませんから。
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