作詞作曲の2大ツール
MTRとは?
さて、具体的に作詞作曲について解説していきましょう
ここでは、あなたが作詞作曲をするときの強力な助っ人を2つご紹介します。
作詞作曲、自分のオリジナル曲を作るには、レコーダー(録音機)がなければ始まりません。
音楽的に使えるレコーダーは2つあります。
それは、パソコンとMTRの2つです。
パソコンは大丈夫ですよね?
今、あなたがこのページを見るために使っているものです。
もう一つのMTR(エム・ティー・アール)とは何でしょう?
MTRとは、マルチ・トラック・レコーダーの略です。
マルチ・トラック=つまり複数のトラックを、
レコーダー=録音できる機械のことです。
複数のトラックを録音できるとは、どういうことなのでしょうか?
例えば、今、あなたが自分の曲をを録音するとしましょう。
MTRにギターのコード(ケーブル)をつなげて、まず、ギターをジャカジャカ演奏します。
まず、ギターをジャカジャカ録音します。
でも、ギターをジャカジャカ鳴らしただけでは寂しいですから、次に歌(ボーカル)を録音します。
ここで、MTRのチカラが発揮されます。
それは、すでに録音した音を聞きながら、別のレーンに新しく録音できるという点です。
つまり、さっき録音したギターの音色を聞きながら、そのタイミングに合わせて歌を歌って、
ボーカルを録音できます。
同様に、ギター&ボーカルの音を聞きながら、ベース音、ドラム音を別のレーンに録音していけます。
こうやって、前に録音したものを聞きながら、タイミングを合わせて、
それぞれの音(ギター、ボーカル、ベース、ドラムなど)を録音できるのがMTRです。
ギターだけじゃなく、ベースやドラムも演奏できるほうが当然、作れる音楽の幅も広がりますね!
それぞれの音は、別のレーンに録音していけます。
別のレーンとはどういうことでしょう?
例えば、ほとんどのケータイ電話には、ボイスメモ(録音機能)がついていますよね?
でも、こういった普通の録音機では、1つのレーンしかありません。
なので、前に録音したものを聞きながら、音を重ねていくということはできませんよね?
1つのレーンしかないのですから、新しく録音しようとすると、前の録音は上書きされてしまいます。
これでは、「ギターの音にボーカルの音を重ねて録音」ということはできません。
でも、MTR(エム・ティー・アール)なら、
「このレーンはギターの音を録音」
「このレーンはボーカルの音を録音」
と、別々のレーンに録音していけますから、前に録音したものを消すことなく、
どんどん音を重ねていけます。
マラソンのイメージです。
「第1のコース、ギター選手」
「第2のコース、ボーカル選手」
そんなイメージです。
そして、マラソンのそれぞれのコースのことを、トラックと言いますよね?
トラック競技なんて言ったりします。
なので、MTR=マルチ・トラック・レコーダーです。
マルチ・トラック=つまり複数のトラックを、
レコーダー=録音できる機械。
「このトラックはギターの音を走らせる」
「このトラックはボーカルの音を走らせる」
と、別々のレーンに録音していけますから、前に録音したものを消すことなく、
どんどん音を重ねていけます。
また、それぞれ別のトラック(レーン)に録音しているわけですから、
「ちょっとギターの音を強くしたい」とか、
「ドラムだけ録音し直したい」とか、
「ボーカルだけをちょっと編集したい」、
という場合にも、他のトラックに影響させることなく、そのトラックだけを個別に編集したり出来て
とても便利です。
実際のMTRは、こんな形をしています。
各トラック(マラソンのコース)は、縦に並んでいて、ボリュームなどを調節できるようになっています。
「ちょっとギターの音が大きいから、小さくしたい」という時は、ギターのつまみを下に下げて
編集していく、という感じですね。
実際には、4本のトラックだけではなく、8本とか、16本とか、多いと32本などのトラックがあります。
つまり、
トラック01:ギター1
トラック02:ギター2
トラック03:ボーカル1
トラック04:ボーカル2
トラック05:コーラス1
トラック06:コーラス2
トラック07:ベース1
トラック08:ドラム1
…
と、どんどん音を重ねていけるわけです。
(これは、とてもワクワク楽しい作業です)
ということで、MTR(エム・ティー・アール)について解説しましたが、
パソコンで録音する場合も、仕組みは同じです。
通常のパソコンだけでは録音できないので、いわゆる作曲ソフトなどをパソコンの中に入れて
録音します。
パソコンにギターなどを接続して、パソコン画面の中で、
「第1のコース、ギター」
「第2のコース、ボーカル」
と録音していくわけですね。
あなたがこれから作詞作曲していくときには、パソコンかMTRは必須です。
(先ほども書いたように、通常の録音機では、1トラックしかないわけですから)
パソコンでのレコーディング。
MTRでのレコーディング。
それぞれ良さがありますが、私は、断然、MTRをオススメします。
なぜなら、分かりやすいから。
実際に手で触って、つまみを動かしたりでき実感があるし、パソコンの知識もいりません。
おおざっぱに言ってしまえば、MTRを使ったレコーディングは、MTRにギターを挿せばいいだけです。
ボーカルを録音したいのなら、マイクを挿すだけ。
すごくシンプルですよね?
パソコンを使ったレコーディングでは、ソフトのインストールやソフトの相性、使い方、
パソコンの音がうるさい場合の遮音(しゃおん)対策などなど、初心者にはハードルが高い。
MTRは、レコーディングのためだけに開発された機械。
つまり、専用機ですから、非常に使いやすく分かりやすいので、レコーディング初心者には
もってこいでしょう。
ただし、MTRにも弱点があります。
それは、画面が小さいということ。
画面が小さいと、曲の編集をしたりするときに不便ですよね?
ケータイ電話のような画面の大きさで、チマチマと曲の編集をやるのは大変です。
ところが!
そんなMTRの弱点を克服した機材がありました。
それが、ZOOM HD16CDというMTRです。
私はZOOM社の社員ではありませんが(笑)、この機種は自信を持ってオススメします。
それでは、次のページでは、このZOOM
HD16CDを徹底的に
解説しましょう。
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