曲制作の大きな流れ
こんにちは、伊藤です
ここでは、曲を制作するときの大きな流れを見ていきましょう。
全体像(ぜんたいぞう)を把握しておくと、作業もやりやすいですからね。
楽曲を制作するときの大きな流れは
曲を作る
↓
録音する
↓
録音した楽器をミックスする
↓
音圧や質感を調整する
です。
それぞれ詳しく見ていきます
▼曲を作る(作詞・作曲・編曲)

ギターで作詞作曲したり、ピアノで作詞作曲したり、鼻歌で(笑)作詞作曲したりします。
曲から作って詞をのせる人、詞から作って曲をつける人、同時に作る人など、
人によってスタイルはバラバラですが、曲と歌詞を作っていくわけです。
あなたが初心者であれば、曲を作ってから詞を作る順番で創作するとやりやすいでしょう。
また、編曲(へんきょく)とは、すでに出来た曲に手を加えて、ちょっとアレンジするイメージです。
曲と歌詞ができ、アレンジもできたら、次はそれらを録音(レコーディング)します。
↓
▼録音する(レコーディング)

ラジカセとかボイスレコーダーに録音してもいいですが、通常は、それらは楽曲の録音には
使いません。
MTRというレコーディング専用機か、パソコンを使って録音していきます。
1つのトラックごとに、ギター、ボーカル(歌)、ベース、ドラム…と録音していきます。

※MTR?トラック?という場合はこちらをチェック>>>
そして、楽器やボーカルなどの録音が終わったら、次はミックスダウンに入ります。
↓
▼ミックスダウン(録音した個々の楽器をミックスする)
ミックスダウンとは、レコーディングした各トラック(各楽器)のサウンドの音量などをバランスよく
ミックスさせて、最終的にステレオ・トラックにまとめることです。
まず、ステレオ・トラックとは、スピーカーの左右のことだと思ってください。
左がLeftのL、右がRightのRです。

ラジカセやコンポのスピーカーは、通常、左右の2つありますよね?
なので、あなたがレコーディングした曲も、通常のコンポで聞けるように、
左右の2トラックにまとめてあげる必要があるわけです。
例えば、レコーディング時には、ギター、ボーカル、ベース、ドラムと録音しました。

全部で4トラックを使っていますが、このままでは、通常のコンポなどでは聞けません。
前述のように、通常のコンポなどは2トラックしかないからです。
ですので、このレコーディングの4トラックを2トラックにミックスしてあげます。

このミックスダウンの作業はもちろんMTR内やパソコン内でできます。
たくさんのトラックを左右の2トラックにまとめるので、まとめたものを2トラックと呼んだりします。
また、このミックスダウンのときに、各トラックの音量を調節します。
たとえば、曲の中でギターの音量をもっと大きくしたり、ボーカルの声が小さいからもっと大きく
したり…。
また、このミックスダウンのときに、定位(ていい)を決めます。
定位とは、左右の位置のことです。
ギターの音を左のスピーカーからだけ聴こえるようにしたり、と、音の位置を決めます。
よくヘッドフォンやイヤホンで、左右の片方からだけ聞こえる音がありますよね?
そんな音の位置(定位)をこのミックスダウンのときにも決めておきます。
以上で、とりあえず「曲は完成!」ですが、最後にマスタリングという作業が残っています。
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▼マスタリング(音圧や質感の最終調整)
マスタリングとは、最終的に完成したステレオ・トラック(左右の2トラック)の音圧(おんあつ)を
調整したり、質感を調整したりする作業です。
前のミックスダウンの作業で、通常のコンポで聞けるような左右の2トラックが完成しましたが、
「どうも曲全体に迫力がない」という場合、音の圧力(音圧)を増やしたりします。
また、2トラックの完成曲の質感(しつかん)を調整し、曲をよりキラキラさせたり、ザラザラさせたり
するわけです。
こうして、曲が完成!です
以上、曲を作るときの大きな流れは、
制作(作詞・作曲・編曲)
↓
レコーディング
↓
ミックスダウン
↓
マスタリング
です。
MTRやパソコンを使えば、これらの一連の作業はすべてイッキに行えますが、
当サイト【3分ギター】では、分かりやすさ重視のため、MTRというレコーディング機材を使うことを
オススメします。
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