耳コピのコツ・やり方のもっとも基本は…
こんにちは、伊藤です
ここでは、ギターやベースの耳コピの、もっとも基本的なコツ・やり方について
解説しましょう。
耳コピとは、文字通り、
楽譜を使わずに、楽曲からギターの音を聴き取って、コピー演奏すること
です。
自分の耳でコピーするから、耳コピ
ある程度ギターに慣れてきたら、耳コピをどんどんするようにしましょう!
あなたの「耳」がきたわります。
ギターには欠かせないTAB譜
ですが、すべての曲がTAB譜化されているわけでは
ないですよね?
また、アルバムの中の1曲だけ弾きたいのに、1曲楽譜がない場合も多いです。
シングル曲ではなくアルバム収録曲などは、ほとんど1曲楽譜になっておらず、
その場合は、アルバム楽譜を買わなくちゃならなくなり非効率ですね。
まぁ、最近では1曲単位で楽譜を購入できる@Eliseさんのようなホームページも出てきましたが、
音楽CDのリリース状況から考えると、楽譜化されていない曲のほうが多い状況です。
※@elise
http://www.at-elise.com/
また、すでに販売されている楽譜も、有名な曲・ヒット曲、もしくは最近リリースされた曲以外は、
どんどん廃刊(はいかん)になっていきます。
あなたの耳がきたわるだけじゃなく、こういう事情からも、耳コピはできたほうがいいでしょう。
最初はまったく意味が分からなくても耳コピを繰り返していると、不思議と ギターの音だけ
を拾えるようになります。
普通の曲は、ギター以外にも、ベースやドラム、キーボードやシンセサイザ
などが鳴っていますが、
「これはギターの音だな」
「これはベースの音だな」
「これはドラムの音だな」
…という感じで、音楽を要素別に聞き分けられるようになります。
これは、ギタースキルの上達だけじゃなく、あなたが作曲するとき、アレンジ
、
バンドとして合わせるときなどに大いに役立ちますよね。
では、その耳コピのコツは何でしょうか?
やみくもにコピーしようとしても、混乱するだけですが、
楽曲にある糸口(いとぐち)を意識すれば、格段に耳コピがやりやすくなります。
その糸口とは何でしょう?
そう、コードですね
曲を支えている根っこの部分。
まずは、その曲で使われているコードをガッチリと拾っていくことだけに集中します。
つまり、耳コピのコツの1つは、 ギターの3大基本にそって順番にコピーしていく
ということです。
アコギでもエレキでも、またどんな音楽ジャンルでも、
ギターの弾き方は、
・コード(ジャカジャカ弾き)
・アルペジオ(バラバラ弾き)
・ソロ(メロディ弾き)
の3つでした。
※3大基本の違いはこちらで動画で解説しています>>>
そして、ギターをマスターするには、
・コード(ジャカジャカ弾き)
↓
・アルペジオ(バラバラ弾き)
↓
・ソロ(メロディ弾き)
の順番で練習していくとスムーズ、ということでしたよね?
この順番と同じように、耳コピしていきます。
つまり、
・まずはコード(ジャカジャカ弾き)の部分をコピーして曲の全体像をつかみ、
↓
・次にアルペジオ(バラバラ弾き)の部分をコピー
↓
・最後にソロ(メロディ弾き)の部分をコピー
していく、ということです。
コピーをしていく順番が大切で、まずは曲の全体像をしっかりととらえた上で
全体から細部へコピーしていく。
当たり前と言えば当たり前ですが、中にはいきなりギターソロや曲の一部分からコピーしようと
する人もいます。
(アコギでもエレキでも、ギターの基本がコード・アルペジオ・ソロだとは知らない方もいますので)
ですので、最初の「とっかかり」としてこの順番を意識してみてください
まずは、曲の最初から〜曲の最後までのコードを拾っていく。
その曲のコードやコード進行で「全体像」が分かれば、アルペジオやソロの
イメージや押さえるポジションなどもなんとなく見えてくるようになります。
(アルペジオやソロがない曲もありますしね)
数え切れないぐらいの楽曲があっても、「よく使われるコード・パターン」
は意外と同じだったりしますから、まずコードを拾っていくことが、耳コピの糸口になります。
逆に、ソロなどの「曲の一部分」からコピーしようとすると、
全体像を把握していないために、必要以上に混乱・遠回りになります。
耳コピは、コード→アルペジオ→ソロの順番。
まずは、この基本中の基本を意識してやっていきましょう!
この基本を踏まえた上で、さらに実践的な耳コピのコツ・やり方がありますので、
それはまた別ページで解説します。
|