ギターアンプの基本的なセッティング(設定)は…
こんにちは、伊藤です
ここでは、エレキギターを使っているあなたに、ギターアンプの基本的なセッティングのしかた
を解説しましょう。
アンプのつまみ部分を調節することで、けっこう色々な音が出せてしまいますが、
この「つまみ部分」がアンプによって色々違いすぎる!
ので、かなり解説しづらいです(笑)
このページでは、「一般的な家庭での練習用アンプ」に特化しましょう。
(ライブ時でのアンプ・セッティング、レコーディング時でのセッティングは、また別ページにします)
まず、ギターアンプの、下の図の赤枠でかこった部分を拡大すると…
こんな感じ↓になっていると思います。
この画像はかなり単純にしているので、もしかしたらあなたの持っているアンプと違うかも
しれませんが、つまみの名前が違うだけで基本的な部分は変わらないはずです。
それぞれのつまみは、見た感じ分かると思いますが、
です。
左から順番に見ていくと…
まず、ギターのコードを挿す穴と、ヘッドフォンを挿す穴があります。
VOLUME(ボリューム)は、音の大きさを調節します。
GAIN(ゲイン)というのは、「どれだけ音をひずませるか?」を調節します。
右側の3つ(TREBLE、MIDDLE、BASS)で、ギターのトーン(音質)を調節します。
よくCDコンポやカーナビ音響で、音質を変えるためのHI、MID、LOWってありますよね?
あれと同じようなものです。
そして、アンプのセッティングの方法ですが、
@まず、ボリュームをあげてギターを弾きながら音を出してみましょう。
たいていのアンプなら、(オーバードライブのようなひずんだ音ではなく)クリーンな音
が出るはずです。まずは、クリーン音を出してみましょう。
↓
A次に、トーン(音質)を調節する3つのつまみを真ん中にします。
↓
Bそして、TREBLE、MIDDLE、BASSのつまみを動かしながら、自分の好みの音にしましょう。
TREBLE(高音)を強くすれば音がハッキリし、MIDDLE(中音)を強くすれば芯が太くなり、
BASS(低音)を強くすれば音が低く響くようになるでしょう。
こればっかりは、アンプのメーカーによって音が違うので「この設定だ!」とはいえませんが、
・たとえば、MIDDLEをゼロにしてみる↓
とか、
・それぞれの音をちゅうぐらいに出してみる↓
とか、
また、このように↓3つとも全開(フル)にしてみるのもいいでしょう
あなたの好きな音にすればOKです。
実際に、音を出しながら(何か弾きながら)、つまみを調節してみてください。
あれこれいじっていると「あ、この音が好きかも!」という音に出会えますよ
そして、色々いじくりながら試行錯誤するこの経験は、あなたの "耳"
を肥やすこと
にもつながります。
今後いろいろなアンプを使うとき、ライブのとき、音づくりをするときに、
こういう経験が本当に役に立ちますよ!
↓そして…
C自分の好きな音が出来たら、最後にGAIN(ゲイン)をかけてひずませます。
アンプのセッティング方法をまとめると、
@ボリュームだけ動かして、全体の音量を調節し、クリーン音を出す
Aそれぞれのトーンを真ん中にする
Bそれぞれのトーンを動かしながら自分の好きな音をつくる(これは経験!)
C最後にGAINをかけてひずませる
という流れです。
これからあなたがいろいろなアンプに出会っても、
・まず音量
↓
・クリーン音を先に調節
↓
・最後にひずませる(オーバードライブさせる)
という流れで調節すれば、自分好みの音が作りやすくなるでしょう。
最初からオーバードライブでひずんだ状態では、モトの音が分からないですしね。
また、TREBLE、MIDDLE、BASSなどのトーン調節を真ん中にしてから音作りをすることで、
自分自身がフラットな状態で音が聞けますし、そのアンプの本来の音が分かります。
上記の解説で出てきたGAIN、TREBLE、MIDDLE、BASSなどは、
ギターアンプによって表示が違っていたりします。
・ VOLUMEがMASTERになっていたり、
・ GAINがVOLUMEになっていたり、
・ TREBLEがHIになっていたり、
・ BASSがLOWになっていたり、
・
TREBLE、MIDDLE、BASS以外に、PRESENCE(超高域)があったり、
・ CLEAN/DRIVEスイッチが付いていたり…
時々「なんで統一しないのかなぁ」なんて思ったりしますが(笑)、それぞれのアンプの個性が
あって面白いですね。
よく分からないつまみがあっても、どんどんいじくりしましょう。
前にも書きましたが、そうやっていろいろイジくり倒す経験が、ライブハウスで使ったことのないアンプに出会ったときや、レコーディングの音作りのときなど、これからすごく役に立ちますよ!
よく言われるように「音楽に正解はない」のですから、いろいろ調節して、自分の好きな音で
やればOKです。
ちなみに、私のアンプの設定は、(エフェクターを使わない時は)こう↓
することが多いです(あと、リバーブというものを少しかけます。これについてもまた解説します)。
私の場合、たいていのアンプでは、MIDDLEはゼロかほぼゼロにして使う場合が多いです。
まぁ、これも好みなので、あなたの自由にセッティングしてOK。
さて、ギターアンプの基本的なセッティング方法が分かったので、別のページでは、
それぞれの代表的なアンプの設定方法について解説しましょう。
MARSHALL、FENDER、VOXなど、メジャーなアンプから取り上げたいと思います。
また、アンプのセッティングと、エフェクターとの兼ね合いについても解説しましょう。
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